詳細
━━━━━━━━━━━━━━━━━ 概要 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ この近年ではCTを導入する施設が増えてきていると思います。 確かにCTは診断や手術計画において非常に強力なツールとなるのですが、使いこなすには相応の知識が要求されます。 放射線技師が撮影を、放射線科医が読影を担当する医学領域とは異なり、 少なくとも本邦では多くの施設において撮影も読影も獣医師が自ら実施することになると思います。 その一方で、獣医大学ではCTの撮影法や画像工学についてほとんど教わることはなく、読影に関する教科書も充実していません。 とりあえずV字マットに寝かせて、誰かが設定してくれたプリセットで、造影剤を入れて3相撮ってみる、みたいなことをしていませんか? 小動物臨床では、2kgにも満たない超小型犬から時に60kgを超える大型犬まで撮像する機会があり、 人よりも被写体のバリエーションが大きいわけですし、しかも撮像中は基本的に患者には麻酔がかかっていますから、 迅速に患者および検査目的に合わせて撮像パラメータをアレンジできるように習熟しておくことが必要です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━ 目的/目標 ━━━━━━━━━━━━━━━━ CTの撮像パラメータ、造影理論について学び、 その上で各部の読影法を学ぶことにより、仮診断をもとに最適な撮像法を自ら考え、実践できるようになる ━━━━━━━━━━━━━━━━ このeClassで学べること ━━━━━━━━━━━━━━━━ このクラスでは、まずはCTの撮像パラメータ、造影理論について学び、その上で各部の読影法を学ぶことにより、仮診断をもとに最適な撮像法を自ら考え、実践できるようになることを目標とします。 また、CT検査はX線を用いたデジタル画像技術であるという点において単純X線検査と同じです。 当然ながら、CTの撮像パラメータを考えるにあたって、単純X線検査の撮影技術の知識は大前提となります。そこで、このクラスではCTについて学ぶ前に、単純X線検査の撮影法について学んでいただきます。 ━━━━━━ 講師紹介 ━━━━━━ ◎新坊 弦也 先生 北海道大学 大学院獣医学研究院/附属動物病院 特任助教 博士(獣医学) ━━━━━━━━━ こんな方にお勧め ━━━━━━━━━ ・撮像パラメータの設定に自信がない獣医師 ・後輩に根拠を持った指導をしたい方