詳細
━━━━━━━━━━━━━━━━━ 概要 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 獣医病理学は基礎系ないしは病態系に区分される学問である一方で、臨床系学問と密接に関わる学問でもある。つまりは日常的な獣医療における「診断」の一角を占めている。しかしながら、獣医病理学は学生時代のトラウマ(顕微鏡ばかり覗いている、呪文のような学術用語について行けない、地味な感じがする、など)により比較的敬遠されがちな学問であるという歴史的背景もある。本クラスでは、臨床に則した獣医病理学を提供することで、学び直しという側面のみならず、日々の臨床に役立つ実践的な病理学的思考を養うことを目標としている。「病理はちょっと、、、」と思っている方にとって、目からウロコなClassになるように努力したい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━ 目的/目標 ━━━━━━━━━━━━━━━━ 大学では教えてくれなかった病理検査の本質について、基礎から正しく理解する。 その上で、臨床に役立つ基本的な獣医病理学の知識や肉眼病変の解釈などを習得する。 ━━━━━━━━━ カリキュラム ━━━━━━━━━ 1限目:病理学的検査をイチから正しく知る 2限目:臨床医のための肉眼病理学の世界〜解剖病理医の視野〜 3限目:腫瘍の基礎病理学〜腫瘍の「そもそも」を理解する〜 4限目:感染症の基礎病理学〜病理検査でわかること・わからないこと〜 5限目:病理検査を正しく依頼するためのココだけの話 6限目:臨床に役立つ肉眼病変の解釈①〜循環器系・呼吸器系〜 7限目:臨床に役立つ肉眼病変の解釈②〜消化器系〜 8限目:臨床に役立つ肉眼病変の解釈③〜泌尿生殖器径〜 9限目:臨床に役立つ肉眼病変の解釈④〜内分泌系・外皮系〜 10限目:法獣医病理学入門〜いつか遭遇するその時のための基礎知識と心構え〜 ━━━━━━ 講師紹介 ━━━━━━ ◎近藤 広孝 先生 准教授、獣医師、博士(獣医学)、米国獣医病理学専門医 ━━━━━━━━━ こんな方にお勧め ━━━━━━━━━ 学生時代に獣医病理学に興味を持てなかった方。 臨床に出てから初めて獣医病理学の重要性に気がついた方。 まさにもう一度学び直したいと思っていた方。病理学について食わず嫌いな方。