About
◆概要 「VSJ ONEのeクラス」は、ジェネラリストに求められる幅広い知識を体系的に学べる講座です。エッセンシャルプランでは、関連する講座を一貫して学ぶことで、診療の総合力を高めることができます。 「臨床病理1-CBC-」では日常診療の基本であるCBCや血液塗抹の基礎を学び、基礎知識を定着させることで、新人や後輩の教育にも役立ちます。「臨床病理1-検査-」では基礎を応用し、臨床検査値の読み解き方や診断・治療計画への結びつけ方を習得。すべての獣医師・愛玩動物看護師に役立つ内容となっています。 ◆ こんな方にお勧め ・CBCや血液塗抹を基礎から学び直したい方 ・検査結果に基づいて適切な鑑別疾患を特定し、次の検査や治療につなげたい方 ・新人や後輩に根拠を持って指導したい方 ・検査機器や数値の特性を理解しエラーに惑わされない診断力を養いたい方 ◆臨床病理学eクラス1-CBC/血液塗抹篇- 【概要】 当eクラスは、米国臨床病理専門医の小笠原聖悟獣医師が考える、獣医師・愛玩動物看護師が知っておくべきCBC・血液塗抹の基礎を12回の講義にまとめたものです。 この「CBC/血液塗抹篇」では、日々の診療において、獣医師・愛玩動物看護師が自信を持ったCBC・血液塗抹の評価・診断ができることを目的としています。また、新人・後輩の教育を根拠を持って行うことができるようになります。 そして、国家資格化で役割と責任の幅が広がる愛玩動物看護師がこの基礎を身につけることにより、獣医師との役割分担ができ、臨床現場の業務効率化につながります。 【目的/目標】 獣医師 : ・CBC・血液塗抹の基礎を総復習し、日々の臨床現場において正確な診断ができる。 ・後輩獣医師・愛玩動物看護師に裏付けのある教育を提供できる。 愛玩動物看護師: ・血液塗抹を正しく評価し、正確な百分比の測定結果を獣医師に報告できる。 ・国家資格を有する愛玩動物看護師がCBC・血液塗抹の知識を固め、医療従事者としてより責任を果たすことができる。 【愛玩動物看護師が国家資格となり、業務の分業を考える機会も増えたのではないでしょうか。】 獣医師と愛玩動物看護師が共通の知識を持つことで、この住み分けがよりうまく行きます。 CBC・血液塗抹は新人がまずは扱う業務の一つです。 この基礎知識を共通認識として持っておくことは、スムーズな業務の受け渡しにつながります。 【講師紹介】 ◎小笠原聖悟 先生 米国獣医病理学臨床病理専門医 IDEXX Laboratories 小笠原犬猫病院 ◆臨床病理学eクラス1-臨床検査篇- 【臨床検査の数字はどこから来るのか 何を示しているかを知る】 診察で日常的に使われる検査で出て来る数値は、どこから来て何を示しているのか、根本から理解しているでしょうか。当たり前にやっている検査だからと、数値だけで見ていないでしょうか。 臨床検査の結果からは、多くの情報が得られます。基礎を体系的に学ぶことで、数値が数字だけの意味ではなく、どこから来る情報なのかを理解し、確かな鑑別診断に繋げることができます。 臨床病理は基礎を学ぶ場所がほとんどなく、現在やっていることについて、基礎に立ち戻ることはなかなかできません。ですが、基礎を理解することで、臨床検査の情報を最大限に生かすことができるはずです。 【目的/目標】 検査結果を正しく抽出し、その結果を正しく判断するために必要な知識を基本から学ぶ。 到達目標 ・血液(CBC、凝固線溶試験)のデータを信頼できる結果として解釈し、鑑別疾患をあげられるようになる ・尿・糞便検査を安定して実施し、検査結果から考えられる鑑別疾患を挙げられるようになる。 ・臨床病理検査結果より挙げた鑑別疾患から診断を確定するために、次に必要な検査がわかる。 【検査機器を理解し、数字に惑わされない】 10回の講義で臨床病理の基礎を学びます。その検査で何を知ることが出来るのか、どんなエラーがあるのか、またサンプルや検査機器による違いなど、どこをポイントに見るべきかを知ることにより、数字に惑わされない鑑別が可能になります。 【講師からのメッセージ】 「数字は人を信用させてしまうので、数字に惑わされることが結構あります。基礎だけど、普段はスルーしがちなところを埋められたらいいと思います」 【講師紹介】 ◎根尾 櫻子 先生 麻布大学獣医学部臨床診断学研究室 講師 米国獣医病理学臨床病理専門医