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◆概要 「VSJ ONEのeクラス」は、ジェネラリストに求められる幅広い知識を体系的に学べる講座です。 エッセンシャルプランでは、関連する講座を一貫して学ぶことで、診療の総合力を高めることができます。「麻酔学eクラス1(生理学篇)」と「麻酔学eクラス2(薬理学篇)」を通じて、麻酔の基礎から応用までを学び、異常値の判別やモニタリング、鎮痛薬・筋弛緩薬の適切な組み合わせ、バランス麻酔を習得。両講座を通じて、実践的な麻酔スキルを身につけることができます。 ◆ こんな方にお勧め ・麻酔に携わる全ての獣医師、看護師 ・体系的に知識を深め、診療に役立てたい方 ・色々な分野を勉強する入口として ◆ 麻酔学eクラス1(生理学篇) 【痛みのない安全な外科治療の実現へ 麻酔モニタリングを学ぶ】 痛みのない安全な外科治療を広く行うためには、麻酔を学ぶことは欠かせません。麻酔は基本的に患者に有害なもの。間違えれば死の危険に直結します。ただ表面的な麻酔学を学んだだけでは、実際に患者に接した時に、断片的な知識や技術だけで対応することになってしまいます。 基礎から体系的に麻酔の知識を身に着けましょう。知識を身に着けて患者に向き合うと、見えて来る世界が広がります。知識のない状態で経験を積むよりも、早くきちんと身に着いていきます。 【目的】 ・安全な全身麻酔のためのモニタリングが出来るようにする ・正常値と異常値を判別。異常値のメカニズムを知る ・各異常値への問題解決能力を身に着ける 【獣医師にも看護師にも役立つ知識】 獣医療において、鎮静や全身麻酔は日常的なもの。麻酔を扱うときに不安があると、精神的な負担が大きくなります。動物病院においては、麻酔時にモニターをチェックしているのは8割~9割が看護師。麻酔に携わる全ての動物病院スタッフが麻酔を学ぶことが理想です。獣医師だけでなく看護師も麻酔を知ることで、呼吸数や血圧などの状況から診断推論する感性が身に着きます。安心して麻酔を扱えるようになれば、精神的な負担も減るでしょう。 【講師紹介】 ◎伊丹貴晴先生 酪農学園大学獣医学部 獣医学類獣医麻酔学ユニット 准教授 附属動物医療センター 麻酔・集中治療 「『正常値』についてはよく教えられてきますが、『異常値のメカニズム』についてはほとんど教えてもらえません。メカニズムをよく理解すると、安心安全な麻酔管理が出来るようになります」 ◎長濱正太郎先生 (監修) 一般社団法人 日本動物麻酔科医協会(JAVA)代表理事 岐阜大学応用生物科学部附属動物病院 脚韻臨床準教授 ◆ 麻酔学eクラス2(薬理学篇) 【テーブルメイドで患者に合わせた組み合わせ 「バランス麻酔」を学ぶ】 断片的な知識や経験で現場の麻酔を「作業」的に行っていないでしょうか。一定のプロトコルによる麻酔方法で固まってしまわず、患者さんに合わせた麻酔薬を組み合わせて使っていければ、「痛みのない安全な外科治療」に近づきます。「バランス麻酔」とは、具体的な麻酔方法を意味するものではなく、全身麻酔を考える時の一番根本の理論です。この考え方が出来上がっていないと、その先には進めません。 【目的】 ・臨床生理学を学んだ上で、臨床薬理学の主作用・副作用を理解したい方 ・患者の状態に合わせて鎮痛薬と筋弛緩薬を正しく使い分ける判断を身につけたい方 ・バランス麻酔を実践していきたい方 【「臨床生理学」と「臨床薬理学」は絶対に避けて通れない】 麻酔学eクラス1の「臨床生理学」とともに「臨床薬理学」は絶対に避けて通れない基本です。eクラス2から受講を始める方でも、後からeクラス1「生理学篇」を学んで頂くのがベストです。麻酔に関する基本から知識を体系的に学ぶことが重要です。 また、愛玩看護師は麻酔薬を投与することが出来ませんが、薬理学を知っておくことで、「このような変化が出てくる」「このような副作用が出るかもしれない」とあらかじめ予測できるようになり、対処することが可能になります。動物病院のスタッフ全員が「生理学篇」「薬理学篇」を学ぶことで、手術室の状況を改善していくことが出来るでしょう。 最終試験は、本eクラスの総復習です。 【講師紹介】 ◎伊丹貴晴先生 酪農学園大学獣医学部 獣医学類獣医麻酔学ユニット 准教授 附属動物医療センター 麻酔・集中治療 ◎長濱正太郎先生 (監修) 一般社団法人 日本動物麻酔科医協会(JAVA)代表理事 岐阜大学応用生物科学部附属動物病院 脚韻臨床準教授