詳細
━━━━━━━━━━━━ 概要 ━━━━━━━━━━━━━ 牛の個体診療の基礎を学ぶ、約9ヶ月間・全17回の講義です。 個体診療は、臨床医が病気の牛に触れ、言葉を発さない牛の声を聞き取る機会です。 発病した牛は、その牛群における飼養管理上の問題を表わす代表であると言えます。 1頭の牛に個体診療を通して深く関わることで、牛の声を聞き取り、 その声を生産者に伝えることは臨床医の重要な役割の1つです。 受講生の皆さんには、個体診療が生産者と臨床医が共に農場の根本的な問題を見つめ るための最大のツールであることを再認識していただきたいと思っています。 ━━━ 目的 ━━━ ・臨床現場で必要とされる基本的な身体検査および臨床検査技術を習得する ・検査結果の正しい解釈を学ぶ ━━━━━━━━━━━━ 到達目標 ━━━━━━━━━━━━━ 正確な診断に至るまでのアプローチを学び、 各種検査のテクニック・知識を習得することにより、適切な個体診療を行えるようになる。 ━━━━━━━━━ カリキュラム ━━━━━━━━━ 1限目:「身体検査」 -問診- 2限目:「身体検査」 -触診・聴診・聴打診- 3限目:「臨床検査」 -直腸検査- 4限目:「臨床検査」 -妊娠診断- 5限目:「臨床検査」 -血液検査(CBC)- 6限目:「臨床検査」 -血液検査(血液化学検査)- 7限目:「臨床検査」 -寄生虫検査- 8限目:「臨床検査」 -第一胃液検査- 9限目:「臨床検査」 -穿刺検査(関節液・CSF等)- 10限目:「臨床検査」 -眼検査- 11限目:「臨床検査」 -神経学的検査- 12限目:「画像検査」 -X線検査(呼吸器・循環器・運動器)- 13限目:「画像検査」 -超音波検査(呼吸器)- 14限目:「画像検査」 -超音波検査(循環器)- 15限目:「画像検査」 -超音波検査(消化管)- 16限目:「画像検査」 -超音波検査(子牛の消化管)- 17限目:「画像検査」 -超音波検査(子牛の臍疾患)- ━━━━━━ 講師紹介 ━━━━━━ ◎佐藤 礼一郎 先生 宮崎大学農学部 産業動物内科学研究室 教授 ◎村上 賢司 先生 北海道NOSAI 中空知支所 ━━━━━━━━━ こんな方にお勧め ━━━━━━━━━ 新人からベテランまで、牛の個体診療に携わる臨床獣医師